永住・移住を検討される方に
最近、特に退職を控えた方がマレーシアへの移住・永住を検討されるケースが増えています。
MM2Hという使い勝手の良いビザもあることも一因だとおもうのですが、
なぜか、「マレーシアへ移住」することが目的となっているケースが散見されます。
移住そのものを目的とするケースの失敗例をたくさんみてきている私としては、
ちょっと待って、生活をする場所を移す「目的」が「マレーシアへ移住」することなんでしょうか?
と問いたくなります。
こうやって文章にすると、ちょっとわかりづらいのですが、
まず、なんでマレーシアに移住や永住したいと考えたのか?です。
暖かくて、日本より安い物価です。
ふーむ。
気候に関しては、その地域特性は変えようがないですね。
マレーシアの人が雪をみるなら、北海道とか、ニュージー、オーストラリアに行くことが多いのと一緒のことです。
だから、気候についてが、「目的」の場合は問題はないでしょう。
では、なぜ、暖かいのが良いのでしょう?
1 ヒートショックがないから。
2 雪がなくてよいからです。
1 ヒートショックについては、室内ならある程度の解消は可能でしょう。
マレーシアでも15度程度の寒暖差が発生します。
外が暑くて、中が寒いケースになります。つまり、冷房によるもの。
2 雪が嫌なら、雪の降らない国内というケースも考えてもよいでしょう。
マレーシアに移住するよりは、いろいろな観点で楽な部分も多いとおもいます。
こうやって1つの問題を考えてみると、必ず「マレーシアでなければならない」なんて理由が
ほとんど考えられないことに気づいてきますね。
それでも「マレーシアは魅力だ」という人は、マレーシアへの移住なり永住なりを
色々検討していくべきなのだとおもいます。
私はマレーシアは大好きであるし魅力もたくさんあるとおもいますが、
しかしそれでも、マレーシアの限界というものも知っています。
マレーシアにいけば、すべて解決、楽々素晴らしい人生が待っている
という思い込みをもとに、マレーシア移住を目的として即時移住をして、
ゆめゆめ、人生を棒に振ることのないようにだけは、心からお願いしたいのです。